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フジプロニュース 1月号 2016.1.1

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●フジプロ エネルギーと暮らしのコラム

 あましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 みなさんにとって、今年はどんな年になるのでしょうか。
 当社を含めたエネルギー業界では、電力の小売全面自由化がはじまることから、大変革の時代のスタートとも言われています。新年最初の本欄では、この電力の小売全面自由化について簡単に解説します。

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フジプロはENEOSでんきの正規取扱代理店です。

 

電力会社の「地域独占」がなくなる

電力自由化とは、簡単に言うと電力会社の「地域独占」がなくなるということです。家庭で使われているエネルギーのうち、LPガスや灯油などは、一定の要件を備え所管官庁への届け出がされていれば誰でもどこでも自由に販売することができます。しかし、電力や都市ガスは、地域で販売する会社が決まっていました。電力会社の場合、北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州、沖縄の10社だけが、それぞれエリアを分けて独占で販売し、消費者は会社を選ぶことはできませんでした。自由化とは、その独占がなくなり、新しい電力会社も参入し、消費者は自由に電力会社を選ぶことができるようになるということです。

消費者が自由に電力を選べるようになれば、電力会社どうしが競争するようになり、料金も安くなるだろうということが自由化の目的です。

単純に電気が安くなるとは限らない

電力の自由化と新しい電力会社の参入は、既に20年前から段階的に行われていました。工場やビルの一括受電など、大口の需要家を対象とする自由化が進められ、今年から一般家庭も自由化することになるので「全面自由化」と言われるわけです。

自由化の目的は電力会社間の競争による料金の値下げですが、実際にはどれだけの料金が下がるのかは、まだはっきりしていません。これまで電力会社の電気料金は認可制で、一般家庭の電気料金は同一エリアであれば同一料金が原則でした。例外として、オール電化料金など契約による料金メニューがありましたが、自由化後はこの料金メニューの選択の余地が増えるということです。新旧の電力会社はさまざまな料金メニューを用意してくることが予想されますが、いまより安くなるのは、電力会社にとってオイシイお客様だけということも予想されます。

もともと電気料金は、公益事業ということで社会的弱者を優遇する措置が取られていました。また電力の節約の意味からも、たくさん使えば料金単価が高くなるという逓増性がとられていました。自由化になればこれらが見直される可能性があります。家庭によってはちっとも安くならない、かえって高くなる、ということもあり得るのです。

電力のセット販売の契約は慎重に

また、自由化が進んだ欧米では、競争の結果、強い電力会社だけが残り、寡占状態になってかえって料金が高くなったということがあります。自由化は消費者にとって必ずしも歓迎とは言えない面があることを知っておく必要があります。

さらに、自由化により電力とガスなど他のエネルギーや携帯電話など通信料金、ケーブルテレビなどのサービスをセットにした販売も行われることが予想されています。ただし、そこにはそれらを実際に販売するわけでなく、ただ仲介料をとるだけの業者もいますので、契約には慎重を要します。

フジプロでは「総合エネルギー企業」をめざし、LPガス以外のサービスにも取り組んでいます。4月からは新電力「ENEOSでんき」の代理店として電力の販売も開始します。電気の契約についても、お客様にとって最適な契約をご提案いたしますので、お気軽にフジプロ営業担当者までお問合わせください。

※「ENEOSでんき」の電気料金とサービスは決定次第ご案内いたします。

 

(資料出所・CFC)


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