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フジプロニュース 8月号 2016.8.1

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●フジプロ エネルギーと暮らしのコラム

 ガスの冷房システムでは「ガスエンジン」が使われます。動力源としてのガス、LPガスはとても優れたエネルギーであり、ガスを利用した動力システムは、さまざまに利用されています。

「もっと知ってほしいLPガスのこと」もご参考に



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ガスエンジン

ガス冷暖房のヒートポンプを駆動させるガスエンジンは、ガスを燃料として駆動するエンジンです。そのほとんどが自動車用のガソリンエンジンと同様の原理です。エンジンのしくみを簡単に説明すると次の通りです。

 まず、シリンダ内(燃焼室)に燃料ガスと空気をあらかじめ混合して供給し、混合気をピストンにより圧縮し、電気火花で点火します。燃焼後の混合気、すなわち燃焼ガスが膨張しピストンを押し下げ、最後にピストンにより燃焼ガスはシリンダから排出されます。このピストンが下がるときに、接続されたコンプレッサーを動かしたり、発電機を回転させるわけです。

  そして、エンジンの運動のほか、排熱は給湯などに利用されます。

ガスタービン

ガスエンジンともう一つ、ガスを利用した内燃機関がガスタービンです。

プロペラ状に羽がついた圧縮機で空気を吸入・圧縮、そこに燃料を噴射し燃焼させます。燃焼後の高温・高圧ガスの膨張力を利用してタービンを回転させます。タービンとは、圧縮機と同じに羽が多数あるプロペラ状のものです。

タービンの回転力は、一部は圧縮機の駆動に使われ、残りが機械や発電機の駆動力として用いられます。

混合気の爆発により生じるピストンの往復運動を、クランクシャフトで回転運動に変え、吸気、圧縮、燃焼、膨張、排気のサイクルを行います。

ガスタービンは重量や体積の割に高出力が得られることから、そのしくみは、ヘリコプターや飛行機の動力源として用いられています。また、始動時間が短く冷却水が不要なことから、非常用発電設備として大規模火力発電所においても利用されています。

※LPガスについて詳しくなったら、「LPガス検定」(http://lpgaskentei.jp/)に挑戦してみてください。

(資料出所・CFC)

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