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日に日に寒くなってきました。昔であればこの時期、どこの町内でも「火の用心」の夜回りの声が聞こえましたが、最近はそれを「騒音だ」という人もいて、すっかり減りました。でも、建物火災による死亡者の8割以上は住宅火災による死者です。そのうちの7割弱は65歳以上。住宅の防火対策=火の用心はとても重要です。 |
火事の原因となることはやらない・させない |
火災原因の上位はたばこの火の不始末や暖房機や調理器など火を使う機器の使用時の不注意や取り扱いミス。まずは、そういった原因となることをやらない・させないことが第一です。以下に火災原因から見た火の用心のポイントを列挙します。 ◎寝たばこやたばこの投げ捨ては厳禁。たばこの火はしっかり消す |
家庭用消火器を常置しよう |
万一火が上がっても初期消火できるよう、家庭でも消火器を常置しましょう。大型の消火器は使いにくい面もありますので、小型の簡易消火器を用意しておきましょう。ただし、簡易消火器は消火剤の量が限られています。天ぷら油が燃え上がって消火器を噴霧しても、消火は一瞬で再び燃え上がることがあります。小型の消火器はできれば複数、すぐ手に取れるところに置いておきましょう。 |
住宅用火災警報器の設置を |
火災発生後の逃げ遅れを防ぐための第一の対策は、火災警報器の設置です。住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器で、機器本体を天井や壁に設置します。機器は寝室や居室など住宅内の複数個所に設置します。平成18年6月以降の新築・改築住宅には、すべて設置が義務付けられています。 就寝中でも火災発生を警報器が知らせてくれれば、逃げ遅れの確率は減ります。しかしそれでも、避難路が適切に確保されなければ困ります。いざというときに備え、住宅においても日頃から避難経路について確認しておきましょう。 |
(資料出所/CFCほか)