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フジプロニュース 11月号 2015.11.1

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涼しくなってきました。温かい鍋料理やお風呂がうれしい季節になります。ガスがより活躍する季節ですが、毎日お使いいただいているLPガスについて、案外、知らないことも多いのではないでしょうか。今月もLPガスの特長について少し詳しく解説しましょう。

※「もっと知ってほしいLPガスのこと」
http://www.fuji-pro.com/050104.html)もご参考に

LPガスは全国世帯の半数以上が使用

現在、全国の総世帯の半数以上でLPガスが利用されています。気体のまま導管で供給される都市ガス(天然ガス)は、運搬のための液化に大きな設備(超高圧設備)を必要としますが、天然ガスに比べて低い圧力で容易に液化できるLPガスは、シリンダー(容器、ボンベ)による個別供給、小規模導管、バルク供給などにより、さまざまなシーンでの供給が可能です。この特性から「分散型エネルギー」と呼ばれるLPガスは、エネルギー利用の多様化に対応する有望な石油代替エネルギーとしての期待も担っています。

分散型エネルギーは、都市ガスや電力など「ネットワーク型」のエネルギーに比べ、需要地に備蓄するため大規模災害時の復旧エネルギーとして大いに活躍します。個別で安全点検すれば普及すること、地震や水害などの災害によるダメージも個別で受け、波及しにくいことなどから、災害に強いエネルギーです。

また都市ガス導管の敷設に比べ設置や維持管理コストが安くなります。人口減少が進む中で、このことは今後ますます重要となります。

地下に埋設された導管で供給されるLPガスも多い

都市ガスとLPガスの違いはガスの種類が違うようですが、全国の都市ガス会社の中には、LPガスを原料としている都市ガスがたくさんあります。また天然ガスを原料とする都市ガスでも、主成分であるメタンガスだけでは火力が弱いので、LPガス(ブタンガス)を混合し、カロリーアップをしています。

また、地下に埋設された導管で供給されるのが都市ガスで、シリンダー(容器、ボンベ)で運ばれるのがLPガスとも言えますが、前述のようにLPガスを大型タンクやバルク貯槽から導管で供給している建物も多数存在しています。

さらに、都市ガスは公益事業として地域独占が認められていますが、LPガスは純粋に民間企業が地域内で競合しながら供給しています。しかしそれも、「エネルギーの自由化」の流れの中で、都市ガスの特権がなくなることになっています。

このように、都市ガスとLPガスの違いは安全規制などの法令以外ではほとんど変わらなくなって生きています。

フジプロは都市ガス(東京ガス)の配管工事の資格もありますので、都市ガスとLPガスの双方の工事や機器点検、転換作業を行うことができます。

※LPガスについて詳しくなったら、「LPガス検定」(http://lpgaskentei.jp/)に挑戦してみてください。

(資料出所・CFC)

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