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フジプロニュース 12月号 2015.12.1

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●フジプロ エネルギーと暮らしのコラム

 年末の大掃除……どこのご家庭も昔ほど大がかりではなくなっているようですが、みなさんのお宅ではどうですか。キッチンの掃除の大掃除にあたり、新しいガスコンロへの交換もご検討ください。ところで、LPガスのガスコンロは全国共通で使えて、都市ガスのコンロは地域によって使えない器具があるって、ご存知でしたか?

「もっと知ってほしいLPガスのこと」もご参考に

都市ガスは種類が多い

都市ガス会社は全国に200社以上、LPガス会社は2万社以上あります。でも、LPガスは一種類、都市ガスは地域・会社によってガス種が異なります。

ガス種の違いとは、発熱量や燃焼速度の違いのことで、全国で①13A②12A③6A④5C⑤6B、6C、7C⑥5A、5B、5AN⑦4A、4B、4C…の7グループ13種類に分けられています。ABCは、燃焼速度のことでAが遅く、Cが速く、Bが中間という意味です。
地域によってガスの種類が異なります。

13Aの天然ガスはLPガス同様に、成分中に生ガス中毒のもとになる一酸化炭素(CO)を含まず、燃焼させても二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないクリーンなエネルギーです。

ガス種が違うとそのままでは同一の器具が使用できない場合があるで、転居などの際には注意が必要です。転入はもちろん、転出後の新しい引っ越し先でも同じガス器具が使用できるかどうかは、お気軽にフジプロにお問合わせください。

LPガスの熱量は都市ガス(天然ガス)の2倍

LPガスは燃焼排ガス中に有害物質をほとんど含まない、クリーンなエネルギーです。 また都市ガスに比べ運搬が容易なばかりでなく、高カロリーで火力が強いという特長もあります。

天然ガスを原料とする都市ガスの熱量(カロリー)は、都市ガス(13A)は46,047MJ/ m3≒11,000Kcal/m3、LPガスは99,096MJ/ m3≒24,000Kcal/m3です。LPガスの発熱量約2.18倍も高いのです。同じ量のお湯を沸かすのに、都市ガスはLPガスの倍の時間がかかるということになります。しかし、都市ガス用の機器はLPガスの機器に比べガス穴が大きくなっていて、燃焼するガス量を多くしているので、実際にはヤカンやお鍋のお湯の沸騰時間にそれほど差はありません。よく、「プロパンの炎は都市ガスに比べて弱い」という人がいますが、それは、都市ガスは火力を補うためにガス量が多く出ているからです。

ですから、都市ガスとLPガスの単価を比較するときは、都市ガスはLPガスの2倍で換算しなければなりません。

(資料出所・CFC)

 

※LPガスについて詳しくなったら、「LPガス検定」に挑戦してみてください。


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